俺は申し訳ないけど映画やドラマが好きではない
作られたものに感動できないさめた性質があって
どうせ嘘なら笑いが良いと思っているから
昔からコメディーやお笑いばかりが好きだった
だって現実世界の方がずっと作り物より感動できるんだから
でも最近役者をやっている仲間たちと関わるようになって変わって来た
さぁ24歳から25歳にかけて間に起きたノンフィクションをお届けしましょう

(2008年3月30日砧公園で花見 子連れオオカミ 写真提供たけしげる)
俺が関わった大阪の人達は実に個性的だった
個性という表現を抜きにしたら
人はお互いをあら探ししかしなくなるだろう
でも人って本当は50歩100歩で
神の前にはどんぐりのせいくらべでしかない
それが分かると意外と楽に生きれるもんだ
さて五十嵐義隆ヒストリー⑬の話を思い出して欲しい
http://www.peace-product.net/ikarashi/2008/05/post_46.html
大阪の城北公園で関わったホームレスのおじさんたちの中で
1番最初にクリスチャンになって生き方が変わったおじさんがいた
そのおじさんに対して
仲間でありながら横で悪口を言っていたおっさんがいた
その人も元やくざ
このおじさんが
「他の人は変わってもこいつは変わらないから関わらない方が良いよ」と
水を最初にさしたおっさんだった
どうやら
公園にはこの時住んでいないらしい
かつては公園生活もあったようだが
いまやアパートで生活をしているが
どうも怪しい
いやなおっさんのいわゆるそんなタイプ
この人はなによりギャンブル命の人だった
酒も好きだが
酒よりも食うことよりもギャンブルが優先順位だったようだ
このおっさんも
駄目駄目だったけれど
お金の話などしたことなかった
俺が最初にかかわったおじさんがクリスチャンになって
みるみる人生が変わっていった
そしておじさんがクリスチャンになると
他にも公園のおじさんたちがクリスチャンになっていった
そして
学校の台所のホールで小さな教会が始まっていた
だからそこには何人ものホームレスのおじさんが入れ替わり立ち代わり来るようになった
そんな中で
ギャンブル好きのおっさん
誘っても以前から断っていただけに
今更輪に入れてとも言えないようだ
人間てなんて弱い生き物だろう
俺も含めてそう思う
だから人のことを一方的に悪者にはできない
さて
このおっさんが
酒に酔った勢いで俺を食事に誘ってくれた
話を聞けば
どうやら教会に興味があるらしい
そんなやりとりが二度ほどあった
だからいつかなんとか輪に入れたいと思っていたある晩
このギャンブルおじさんと二人のおじさんがきた
一人はホームレスのおじさん、知っている人だ
もう一人は初めての人で生活保護で生活を立て直し始めている人
学校のとなりのアパートに住んでいる
3人そろってなんなのかと思えば
ギャンブルおじさんは酔っぱらってて陽気だった
相談の主は生活保護のおじさん
ホームレスのおじさんは立ち会いできたのだった
話の内容はよくありがちで
ギャンブルのおっさんが酔うと酒癖が悪くてどうにもならないので
俺に助けてくれないかと飛び込んで来たのだ
たしか
夜の9時前後だったと思う
酔っぱらいをまともに相手するのは骨折り損な部分が多い
それは警備会社時代にホテルのフロントの夜間警備で
酔っぱらい客を何度か相手にしていたからわかる
話など聞いていないのだから言っても無駄で
なんとか寝かすしかない
とにかく
生活保護のおじさんが困っている様子だったので
話を聞いて
ギャンブルのおっさんを俺が家まで送り届けた
そして門限を超えて帰って来て
隣のアパートのおじさんに挨拶して
新聞配達の朝刊を配る為に朝の2時半には起きなければならない
23時が俺には夜更けだった
二人を送るとすぐに寝て新聞を配って
何事もなく授業を終えて
そして夕刊を配りに行くと・・・・
まじで?
嫌な予感は当たる