テレビや新聞で見聞きする事件て人ごとのようで実はいつでも隣り合わせ
明日は我が身ということも言われるが
まさかの展開
この事件でマスコミに対しての見方もまた変わることになった
マスコミを鵜呑みにすることはこの事件で辞めにすることにした
ようは事実関係を確認するまではやまった結論や評価や批評はするものではないことを・・

(砧公園の桜と俺 写真撮影提供 たけしげる)
新聞配達をしていて
朝も夕も嬉しいのは新聞をもらって帰れる
だから聖書学校にいた3年間は1番新聞を読めた
寮の部屋にテレビもないので活字からの情報収集は貴重だった
さて
昨日の晩おじさんたちをそれぞれ家まで送り届けて
ことは無事におさまったかのようにみえた
ところが
夕刊を配りに新聞屋にいくと
店の中で配達員同士が今朝方こころらで事件があったと話している
まさか!
もしかして
昨日のおじさんたちがなんてことないよなと
思って夕刊を広げてその事件が載っていると言う記事を読んだ
んんんんんんんんんんん?????????????????
予想は外れた
残念ながら事件の主役たちはおじさんたちだった
何が外れたかと言えば
加害者と被害者の関係だった
てっきり
ギャンブルのおっさんが生活保護のおっさんに何かしたのではないかと
予測立てながら新聞をあけたものだから
まさかの記事に目を大きく開かずにはいられなかった
記事は逆だ
生活保護のおっさんがギャンブルのおっさんを刺した
殺人未遂事件で書かれている
刺されたギャンブルのおっさんの名前は俺の知っている名前と違っていた
しかし
刺したおっさんは俺が聞いた名前と一致していたので
ギャンブルおっさんが偽名を使っていたことは察知した
ホームレスのおじさんたちは偽名で生きている人が結構いた
だからこの事じたいに驚かなかった
けれども
なんで生活保護のおじさんが刺したのか理由を知りたかった
俺の思いだが絶対刺すにはそれに至る因果関係があるに違いないとおもった
だから
夕刊を配ってすぐに警察署に自転車を飛ばした
刺したおじさんはいますかと尋ねると
今は会えない
しばらくすると拘置所に送られるといわれ
まもなく拘置所に会いに行った
たった一度の生活保護のおじさんとの会話だったから
会ってくれるとは思わなかった
誰にも会いたくないという心情だろうとは思いながら面会に行った
面会の紙に会ってくれるかは分からないけれど
名前を書いておじさんが会うかどうかの返事を待った
人生初めての拘置所
緊張する
想像絶する入った後をあれこれ考えながら
おじさんが会うということで面会の許可がおりた
おじさんにどうしても伝えたいことがあった
待合室で待っているときも
おせっかいにも誰かの面会に来ているいけいけの女の子にも
困ったら教会に行ってみてなんて話しながら
面会の順番を待った
いよいよ
面会
どんな面持ちでおじさんは出てくるか
するとおじさんは申し訳なさそうにも思ったより元気で
しっかり話をするだけの心の状態ではいたみたいだ
早速新聞配達で記事を知り
事実関係を整理したくて来たことを伝えた
もちろんおじさんを励ましたかった
俺の予感としてやさしいこのこのおじさんが刺すのだから何か明確な理由があるはずだと
そう確信していた
すると
あの夜のその後の話になった
二人を返したと思ったら
ギャンブルおじさんがまた生活保護のおじさんの家に来たらしい
酒を飲むと押さえがきかないのがいやなので
帰ってくれとお願いしていたと言う
もう日も上る時間帯のことだったという
実は
刺された現場は外だった
どうも言うことを聞いてくれないギャンブルおやじに
生活保護のおじさんはどうしようもなくなって
窮鼠猫を噛むで
思いあまって刺してしまったようだ
そしたらもう理性のたががはずれてしまったようだ
顔を7ヵ所 腹部を1ヵ所射刺した
そして
ギャンブルおやじは酒癖が悪いだけではなくて
生活保護でいきているおじさんたちからお金をまきあげては
苦しめていたのだという
その被害者は今回のおじさんだけではないという
嫌われ者は嫌われる負の連鎖からなかなか抜け出せない
だんだん人が離れていき
もう本音では関わってもらえなくなる
それに対して嫌われ者はまた変なアプローチでしか接することができなくなる
今回はまさにそのケースを感じた
拘置所でおじさんに聖書を渡した
今回の事態のやむを得なかった状況はくんだ
それでも
どんなに困っても刺すことは良くないと思う
でも
あなただけが悪いのではないことを新聞や世間は
刺したのはあなただからきっとレッテルをはって見られるでしょう
でも
神は公平にいつでも見てくれるんですよと話した
だからギャンブルおやじの今までのことを赦してあげて欲しいと話した
うなづきながら話を聞いていた
もう刑務所を出たら大阪には来ないだろうと言っていた
新しい地で新しい生活をしたいと
その後の彼とは連絡はつけていないし
ついていない
結局実刑2年と半年の懲役となった
神がこのおじさんを取り扱ってくれていることを今でも信じている
このおじさんとのやりとりが終わると
今度は刺されたおじさんとのことだ
どこに運ばれどこに入院しているのか皆目検討がつかない
そんな日の夕方・・・・・